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新開地まち歩きコース

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目でも味わう粋な食器づくしコース

 

「東の浅草、西の新開地」と称されるほどかつて隆盛を極めていた新開地は、演芸や遊興などの
娯楽施設が立ち並び、その客を見込んでたくさんの飲食店が集まっていました。人々の台所として、
安くて旨い食堂や、小粋な喫茶店が数え切れないほどあったのです。そこでは現在では考えられ
ないほど、丁寧に1つ1つ作られた食器が大切に使われていました。
今回のテーマは「おもてなしの食器」。では早速、ディープな新開地へと参りましょう!
(「アレッ!新開地 Vol.28」より)

【ツアースケジュール】
喫茶 ベラミ
喫茶 ベラミ
昭和29年創業の老舗喫茶店「ベラミ」。当時の栄華を思わせる、アールデコ調の雰囲気が漂う店内には、丸窓や深く沈む革張りのソファなど、レトロなインテリアがそのまま残っています。
使われている食器の中には震災にも耐え、創業当時から大切に使われているものがちらほら。その1つが、ショーウィンドウの中でもパッと目を引く「フルーツサンデー」のガラスの器。今ではあまり見かけない足付で、直径約20センチの楕円形の器は、底にさりげなく描かれた放射線状のラインもエレガントです。
また、オリジナルの珈琲&紅茶のカップは、シンプルな「BEL-AMI」のロゴが入った店のオリジナル。実はこれ、この店のデザインも手がけた、設計士の叔父さんが開店時に考案したものだそう。しかも驚いたことに叔父さんはその頃まだ高校を出たところで、デザインに関しては全く素人だったとか。当時の人々のおおらかさを感じるエピソードです。

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さか江亭
さか江亭
次に向かうのは、商店街の西の小路にひっそり佇む「さか江亭」。「45年前くらいからやってるかなあ」とお祖母ちゃんがのんびり話すうどん屋さんは、昔ながらの黒い品札など、タイムスリップしたかのような昭和の面影を残しています。
「親子2代に渡ってのファンもいるんよ」という鍋焼きうどんの鉄なべは、珍しい正方形。「水滴を残さないよう毎回空焚きするから、サビ1つありませんよ」とお祖母ちゃんも旨をはります。他にも、「残りが5個」という、表面の丸い凸凹がかわいい天ぷらうどんの丼ぶりなど、お宝がザクザク。「これで商売をさせてもらってるんだから、大事にしないと」という姿勢に頭が下がります。

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珈琲道場
珈琲道場
さて次は”和”の喫茶店「珈琲道場」へ。新開地劇場の裏手、昭和28年創業の店内は、畳に百人一首が散らばる不思議な天井や、お城に見立て黒い鋲を打った壁など、遊び心があちこちに感じられます。店ではカウンターの奥に腰掛けて、棚にしまってあるガラス器に注目を!板状のガラスで、足の形がアルファベット”Z”にデザインされている、凝ったアイスクリームの器が抜群の存在感を放っています。
「これは以前『一休』という店のママが、震災で閉める時に譲ってくれたの」とママさん。街の趣きが変わった今も、世代を超え、店も飛び超えて、良い器はお客様をもてなし続けているようです。
 

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