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新開地まち歩きコース

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店の顔、店のこころ歴史を伝える看板コース

 

かつて昼も夜も人々が闊歩し、華やかな賑わいを見せていた新開地には、客が思わず足を
止めるほど立派な看板、チカチカときらめく電飾などが数多く通りを彩っていました。
今回のテーマは、「味のある看板&ロゴ」。いつもよりちょっと目線を上げて、歴史を
伝える看板コースへ出発しましょう!(「アレッ!新開地 vol.29」より)

【ツアースケジュール】
福進堂
福進堂
新開地本通りの浜側、「瓦せんべい」の老舗和菓子店「福進堂」には、当時の大きなネオンサインと、木造の看板が残っています。「福進堂」は昭和8年創業。元々は兵庫大仏で知られる能福寺の参道にありましたが、空襲に遭い、戦後、現在の場所へと移転しました。昭和36年の改装の際、店名と看板商品「瓦せんべい」の文字が大きく光るネオンを付けたそう。
「今は壊れているけど、つけるとそれはキレイやったよ」と2代目店主の河野さんも目を細めます。また店の左手奥の壁面には、時を同じくして飾られた、近くの湊川神社に奉られる「楠木正成」を描いた木製の看板も。年季を経てはいますが、当時参拝客が目を留めただろう、鮮やかな風合いを残しています。
一歩入ると甘い香りが漂う店には、「20年以上値上げしていない」という8枚入200円の瓦せんべい、1個80円の瓦まんじゅうを始め、いまも手焼きで作られる和菓子がズラリ。この道43年のベテラン職人・吉永さんが、どっしりとした型を3つのコンロにかけ、カンだけで火加減違うものに次々と移動しながら焼く姿は、どこかリズミカルで見ていて飽きません。
子供たちが周りを取り囲み、生唾を飲みながらその手元をじっと見つめていたであろう、古き良き時代を髣髴とさせる光景です。

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はちや
はちや
「福進堂」から4軒浜側へ。洋品店「MEN’S SHOP はちや」には、昭和54年に店のイメージ一新のため「蜂を捨てて」とデザイナーに言われるまで、名前の通り看板には蜂がついていたとか。イタリア風の建造物と蜂が描かれた味のある包装紙も残っています。
店主の岡尾さんによると、「戦後、伯父が自転車で作業着を売り歩き、お金を作って大阪まで仕入れに行っていたのが店の始まり。その“蜂のように働く”姿勢が由来」とのこと。分家として生まれたこの店は、父亡き後、母が紳士服の店へ転身。現在もネクタイ1つの見せ方からこだわる、洒落た店として健在です。

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神文館
神文館
最後に訪れるのは、新開地駅構内に店を構える書店、「神文館」です。「“神戸に学ぶ”という意味を込め、先代が昭和20年に、戸板販売から開店した」という店は成功し、昭和40年には支店をオープン。聚楽館があった頃は、目も回る忙しさだったとか。その頃、この店に置かれていたのが、「先代の手によるものかも」という書体のロゴが入ったマッチ。黄と赤のリバーシブルの意匠は、小さいながらレトロな存在感を放っています。
昭和50年頃までは、飲食店に限らずあちこちの店で宣伝とサービスのために、マッチを作って配る習慣があったそう。そんな時、お客の目を引くデザインは、お店と街をつなくまさに「顔」役。たくさんの人たちに見られてきた新開地の看板だからこそ、みんなイイ表情(かお)してるんですよね~。
 

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