新開地本通沿いにあって、昼から飲める居酒屋。元々は焼肉店から始まった店だけに、メニューには牛肉やホルモンを使った一品が充実。さらに、2階には予約制で焼肉が楽しめる別室も。2つの顔を持つ懐の深い一軒です。
品書きに肉やホルモンを使った一品が充実しているのは、昭和40年に焼肉店として創業した頃の名残り。長年、付き合いのある仕入れ先から、部位ごとに吟味する素材の質は折り紙付きです。滴る肉汁と秘伝のタレが濃厚な旨味を醸すアバラ焼750円(税込)をはじめ、ホルモンではたっぷりのパクチーと共に味わうぶた胃袋600円(税込)が人気。コリコリ、プリプリとした弾力感がクセになります。また神戸で親しまれる牛の肺・バサ300円(税込)は、フワフワと柔らかな食感が印象的。他にも、脂がたっぷりのミノサンド(中ミノ)700円(税込)や、牛の胸腺・シビレ400円(税込)といった希少部位が気軽に楽しめるのもこの店ならではです。
多彩な肉やホルモンをお供に、お酒を楽しむならビールはもちろんですが、お得な利き酒セット500円(税込)もおすすめ。地元、灘の「瀧鯉」など店主厳選の4つの銘柄から3種が選べます。
2階の別室で、完全予約制で楽しめる焼肉も、知る人ぞ知るこの店の名物。部位ごとに吟味する肉やホルモンを盛り込んだ、焼肉おまかせコース1人前3000円(税込)は、「安くて旨いがモットー」を体現する、驚きのお値打ち感です。タン塩焼きとと6種のタレ焼きに加えて、ナムルやキムチ、麺・飯ものまで付いているのが太っ腹。秘伝の自家製ダレも好評で、ピリッと辛味が効いたまろやかな味わいにファンも多い。飲み放題も2時間制・1500円(税込)で可能です。また、焼肉のほかにもホーコー鍋やホルモンキムチ鍋各1人前2500円(税込)や、もつ鍋1人前3000円(税込)といった鍋料理も楽しめます。
看板には「立呑み処」とあるものの、カウンターのみの1階店内はスツールを設置。一人でもふらりと寄れる気軽さがうれしい。店の壁には新開地の古い写真が一面に貼られており、かつての新開地の姿を偲ぶこともできます。また、2階の座敷席は、店内とトイレが数年前に改装され、換気扇とテーブルのダクトが設置されたことで、より快適に食事が楽しめるように。リビングのようなくつろげる空間で、子供連れやファミリーでの利用にぴったりです。
スタッフはマスク着用。店の入口には手指の消毒液を設置し、お客が帰った後はカウンターをアルコール清掃するなど、感染症対策を実施しています。
【DATA】
クレジットカード・電子マネー:不可
現金のみ
総席数:1階20席、2階30席
禁煙