喜楽館のすぐ隣に店を構える老舗喫茶店。こだわりのコーヒーなど幅広いドリンクから、モーニングやランチなどのメニューも充実。寄席に出かける際には、立ち寄りたい一軒です。
4種の豆を配合した定番のブレンドコーヒー350円(税込)に加えて、2019年から2種類のストレートコーヒーも提供。甘味と酸味のバランスが取れたグァテマラ450円(税込)、フルーティーな香りのモカマタリ500円(税込)と、個性的な風味を楽しめます。また、レモンスカッシュ450円(税込)やミルクセーキ450円(税込)など、懐かしのドリンクがそろうのも、老舗喫茶ならではです。
ドリンクだけでなく、フードメニューも幅広くそろうのも魅力の一つ。ランチにぴったりの定食は、ミンチカツ750円(税込)やエビフライ2尾1300円~(税込)といった定番に加えて、日替り750円(税込)のメニューも用意。洋食店顔負けの主菜にライス、サラダ、スープ、ドリンクも付いてお値打ち。さらにサラダや軽食に加えて、11:00までのモーニングも。また、トーストは単品だと、食パン1本を7等分する分厚さで登場。なんと一般的な厚みの3倍のボリュームは圧巻です。
2019年7月の改装を経て、店内はシックな雰囲気に生まれ変わりましたが、実は昭和24年創業の歴史を持つ老舗。かつては“入口に女神像のある店”として親しまれていました。今は定食も人気ですが、かつてのメニューはほぼコーヒーだけ。それも他の倍の値段はしたという、界隈でも一、二を争う高級喫茶でした。芸術家の支援にも熱心で、役者・画家に愛され、画家・中西勝さんが描いたマッチの意匠などに当時の面影を見ることができます。
喜楽館のお隣という場所柄、噺家さんの贔屓も多いこちら。店の壁を埋め尽くすように、ずらりとサインが並んでいます。高座の前後に立ち寄ることも珍しくなく、演じている時とは違う普段の噺家さんの姿が見られるのも、ここならでは。また、喜楽館の当日券を持参するとソフトドリンク100円引きのサービスもあり、寄席に出かける際には、ぜひ立ち寄りたい、落語ファンにおすすめの一軒です。
店の入口に手指の消毒スプレーを設置し、営業中のスタッフはマスク着用するなどの感染症対策を実施。また、サンドイッチや定食のメニューは、テイクアウトも可能です(定食はスープ抜き)。
【DATA】
クレジットカード・電子マネー:不可
現金のみ
総席数:19席
喫煙可