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[公式]上方落語が楽しめる神戸・新開地喜楽館(きらくかん)

神戸・新開地喜楽館

[公式]上方落語が楽しめる神戸・新開地喜楽館(きらくかん)

喜楽館(きらくかん)は毎日気軽に上方落語、各種演芸に親しめる施設です。
マネージャーの山本憲吾さんにお話を伺い、落語が初めての方でもわかりやすく、喜楽館の楽しみ方、利用方法を写真付きで詳しく案内しています。
知りたい内容を目次よりご覧ください。

新開地で楽しむことができる落語公演について

喜楽館では、年間を通して様々な落語を楽しむことができます。
一日の中で大きく昼席、夜席、朝席、元気寄席の4種類があります。

早速昼席から紹介します。
昼席は毎日お昼2時から4時20分頃過ぎまでの約2時間余り、上方落語を楽しめる落語の上方落語を楽しめる落語の定席です。およそ映画1本分ぐらいの時間ですが、こちらはライブです。
公演内容は、開演前の1席と落語6席、色物1席で、7人の噺家の落語と、漫才や講談、手品、音曲などの落語以外の芸を一つを楽しむことができます。
毎月、プロ野球応援ウィークや猫LOVE、女流ウィーク、大相撲応援をはじめ様々なテーマにちなんだ落語を楽しむことができる企画ウィークがあります。落語は初めてだけど、楽しめるかなと悩んでいる方は気になるテーマの日に行くのがおすすめです。もちろんテーマがない日でも気楽にふらっと寄って落語を観るというのも大歓迎です。

夜席や朝席は昼の定席とは異なり噺家さんが企画する落語会が開催されているので、昼席で気になった噺家さんが見つかれば、夜席・朝席でさらにその噺家さんの落語をたっぷりと楽しむことができます。

朝席では会社や学校などがイベントとして落語を開催したり、行政がたとえば防災イベントに落語を絡めて開催するような使われ方をしていて、貸館として利用することもできます。

他にも毎週木曜日の夜には前売1500円、当日1800円で落語を楽しむことができる元気寄席が開催されています。
オンラインでも月額1100円で配信しているため、遠方に住んでいる方や施設で療養されていて、なかなか観に行けない方にも楽しんでいただけます。

定席(昼席)の公演スケジュールと流れ

ここでは毎日行われている昼席を詳しく紹介します。
13:30になると開場を知らせる「一番太鼓」が鳴り響きます。この一番太鼓は商店街に面する喜楽館の入口で、その日に出演する若手落語家が勤める習わしとなっています。
この音頭は「お客様が大勢いらっしゃるように」という願いを込めて、「どんどんどんと来い」と聞こえるように叩いています。

13:45に若手による開演前の1席が始まります。
14時から開演となり、その時には「二番太鼓」が鳴らされます。
「お客様に福が来るように」と願い、「おたふくこいこい」というリズムで打ちます。
15時頃に中入りと呼ばれる10分ほどの休憩がありますので、お手洗いや息抜きにご利用いただき後半に入り、16:15頃に終演します。 
終演時に鳴らされる太鼓は「追い出し太鼓」(ハネ太鼓)と呼ばれ「出てけ、出てけ」と聞こえるように叩いています。
帰る際にはお見送り会があり、その時に噺家さんと写真を撮ることができます。

最新の公演スケジュールはこちらから
https://kobe-kirakukan.jp/performances/

チケット購入の方法とお得情報

チケットは前売 (個人、団体)、当日券のほか、途中入場のチケットも購入することができます。
前売券の購入方法は3つあります。一つは喜楽館窓口(11時から17時まで)で直接購入する方法でお席を選ぶことができます。次にお近くのセブンイレブン各店のチケット発券機のパネルでご希望の公演日を検索して購入する方法ですがお席はお任せとなります。3つ目の方法はチケットぴあで購入する方法でインターネットで購入してコンビニなどで発券します。こちらもお席はお任せとなります。
価格は一般 2,300円、65歳以上 2,300円(要証明書)、障がい者・大・高生 2,000円(要証明書)、小中学生 1,500円(要証明書)です。
タニマチになっていただくと特別に電話予約ができますよ!

<当日券>
当日の11時から窓口で販売します。空席がある場合のみですのでご注意ください。
価格は一般 2,800円、65歳以上 2,300円(要証明書)、障がい者・大・高生 2,000円(要証明書)、小中学生 1,500円 (要証明書)です。

<途中入場券>
中入り以降の公演を対象に入場できる制度で、価格は1000円です。

<神戸電鉄と高速高速の切符と喜楽館がセットになったお得なチケット>
神戸電鉄各駅から新開地駅までの往復切符、昼席公演の入場予約券、さらにメトロ神戸の100円商品券、そして昼席公演入場券を提示すると割引のあるお店リストの寄席めしマップがついて2600円というリーズナブルな料金!神戸電鉄主要駅などでお買い求めいただけます。


購入情報の価格・座席表はこちらから
https://kobe-kirakukan.jp/ticket/

神戸ならではの寄席小屋~館内と周辺の様子

建物と内部の様子をご紹介します。

商店街に面するエントランス・ゲートをくぐると、演芸場の入口につながる花道が設けられています。
ゲートのデザインは桂あやめさんによるもので、ステンドグラス風になっています。
花道にはギャラリーが設けられていて、上方の落語家の系図や最新のニュースなどが掲示されています。
ここにはベンチが置かれますので、開場まで腰を降ろしていただけます。

演芸場入口の手前にチケット販売窓口があります。
その反対側には喜楽館建設の際の寄付者のたくさんの芳名プレートが掲示されています。

そして、入口を入ると、高い天井に窓が設けられた、白壁の明るいホールがあります。
書棚には公演チラシがびっしり並んでいて、フォトスポットも設けられています。ホールから2階席にいくための階段もなかなかシンボリックです。

次は劇場内部です。
喜楽館は噺家さんとの距離が近く、臨場感にあふれています。

喜楽館の座席は前との間に余裕があります。

座席は前後の間隔が比較的広く、並びの席に人が座っていても出入りがしやすいです。座りやすくて落語をゆっくりと楽しむことができます。
青色のシートは神戸の海を表しています。
また商店街から劇場内まで段差がなく車椅子で直接入ることができます。

トイレは1階ホールに多めに設けられており、明るく清潔に保たれています。

喜楽館の周囲は昔ながらの横丁街で、聚楽横丁とよばれていて有名豚まん店や映画のロケ地になった割烹店などもありますので、開演前に散策ください。

次世代の上方落語のスターを観客が選ぶコンクール 喜楽館AWARD(アワード)

喜楽館AWARD(アワード)は、「喜楽館の次代の看板(スター)」を落語ファンが育てるというコンセプトで2023年に始まりました。
喜楽館に来場した観客とABCラジオのリスナーによる投票で選び、しかも賞金も「投げ銭」!AWARDの為に寄せられたお金を賞金とし、初年度はその金額が100万円を超えました。
2024年の喜楽館AWARDは11月下旬に開催予定です。

グループ・各種団体、旅行会社向けの団体サービスと「神戸・新開地体験ツアー」

喜楽館では10名以上から団体料金でご利用いただけます(大人2000円、小中学生1500円)。
周辺のバス駐車場や食事の場所、来訪できる魅力スポットなどの情報は、喜楽館スタッフにご相談ください。

そして、団体・グループにおすすめしたいのが、喜楽館オリジナルプログラム「体験ツアーパック」。
落語家のガイドで平素体験できない体験ができるとあっていまや名物企画です。
体験に含まれる内容は次の3つ。
①上方落語鑑賞(昼の定席公演)
②落語家のガイドによる喜楽館バックステージツアー
③下町ランチ

学びながら楽しめてお食事がセットになっているので、PTAやシニア大学、企業の研修、サークルのリクリエーションに最適です。
下町ランチは、神戸・新開地グルメを代表する3店舗(串カツの名店・八喜為、関東炊きの老舗・高田屋、本格ビアレストラン・元町エビス)の体験ツアー用ランチメニューからお選びください。

料金はお一人様4,500円(①と②だけの場合はお一人様3,500円)、10名様からご利用いただけます。
予約の流れは、喜楽館に直接お問合せのうえ、ご希望日と落語家さんがガイドできる可能な日程をご調整ください。
ツアーの流れは、11時半までに喜楽館に集合いただき、約1時間のバックステージツアーを体験後、お店で食事を済ませていただき、喜楽館に戻って昼席公演を楽しみます。
午後4時過ぎには終了します。
バックステージツアーは、六代文枝一門の桂三ノ助さんがガイドを担当します。三ノ助さんにその魅力をお聞きしました。
「落語を聴く前に、 寄席の裏側や成り立ちに触れていただけます。例えば、上方落語では「見台(けんだい)」や「膝隠し(ひざかくし)」などの道具を使います。また、お茶子さんとよばれる、出番のお世話をされる女性の方が登場します。少し知っているだけで、落語に親しみがわきます。そして、舞台の裏側に生で触れる機会が一番の魅力じゃないかと思います。」

ロビーで喜楽館の誕生秘話を聞いて、開演前の舞台近くの座席に移動、2階席も見学して、最後は何と!・・・

ご紹介はこのくらいにしておき、あとはお楽しみで。
舞台を背景に、皆さんで記念写真を撮れるのも特別なこと。

10名~30名くらいで参加されるケースが多いですが、中には70名で参加された例もありますので、喜楽館にご相談ください。

詳しくはこちらから
https://kobe-kirakukan.jp/news/1416/

神戸唯一の寄席を応援する「タニマチ」制度

相撲取りを無償で治療した谷町の町医者さんを「タニマチ」といい習わしたように、喜楽館をご支援いただける方々、ご贔屓さん方を増やしたいという思いで、コロナ禍に呼びかけて始めたのが喜楽館のタニマチ制度です。
ご寄付を頂いた方には次のような様々な特典があります。(2024年版)
◆昼席入場予約券「笑門来福チケット」2枚を進呈
◆寄付者のお名前を印刷したタニマチ名刺を進呈。この名刺があればチケットを割引価格で購入できます。
◆喜楽館のメインエントランスにご芳名を掲出いたします。
さらに特典はグレードアップされています
◆木曜夜席に開催している元気寄席入場券を2枚進呈
◆元気寄席1か月分のインターネット配信無料視聴
◆昼席チケットサービス


さらに、タニマチ名刺を提示すると、新開地商店街のグルメ店で割引の特典も受けられます!
今後はさらに特別感のあるノベルティも期待できそうですね。
詳しくはこちらから
https://kobe-kirakukan.jp/ouen/

喜楽館を運営する人々

喜楽館を日々運営を支える人々を紹介します。
まずは、舞台さん。舞台の幕開けや照明はもちろん、檜舞台の表面に蒸気をかけて維持するというきめ細かなケアまで一手に引き受けます。
そして、小道具の出し入れや名ビラのめくり、座布団の整頓まで、噺家が落語に集中できるように舞台を整える役割がお茶子さん。

窓口での販売や団体や体験ツアーの受付など接客にあたるチケットブースのスタッフや、入口で入場のご案内やチケットのもぎり、お席の案内、を担当するスタッフが、笑顔でお迎えします。

それらのチームをまとめながら、上方落語協会と番組を編成したり、タニマチ制度や各種パックツアーを企画したり、広報活動にあたるマネージャーと支配人。
支配人さんは昨年から、ABCラジオのシニアアナウンサーの伊藤史隆さんが就任され、ますますパワーアップ。
また、館長補佐として、桂三ノ助さんが落語家の立場から館の運営をサポートしています。
そして、喜楽館を運営しているのは、新開地の活性化に1983年から取り組んでいる、まちづくり協議会とNPOの方々です。
そして、喜楽館は兵庫県、神戸市も応援しています。

喜楽館周辺の美味しいお店

喜楽館は下町グルメの殿堂・新開地の中心地にあります。商店街・路地横丁・地下街になんと約100店もの飲食店が集まっています。
新開地の飲食店の魅力は、大半が個店の集まりであること。
創業50年を超える老舗から新店まで、また洋食の名店から立ち飲み店まで、そのバラエティの豊かさに圧倒されます。

口の肥えたお客さんに評価されるために中味勝負のコストパフォーマンス、肩ひじ張らない気軽さに心いやされ、地元民が足しげく通います。
一人から数名でご利用いただけるお店が中心です。女性に人気のお店もあります。
初めてでも暖簾をくぐりやすいように、ニュースサイトGOTO新開地では詳しくお店を紹介していますので、事前にチェックして新開地グルメをご体験ください。

https://shinkaichi.or.jp/gotoshinkaichi/

喜楽館と合わせて訪れたい魅力エリア

喜楽館から徒歩10分~15分程で訪問できる魅力スポットをご紹介します。
ご夫妻やグループ、町会や社内旅行で、喜楽館と合わせて日帰りや1泊2日でお楽しみください。

<喜楽館周辺の新開地エリア>
新開地は、湊川架け替えの埋立地に明治時代にできた娯楽のまちで、ブラタモリでも紹介されました。
東の浅草、西の新開地と称され、喜劇王チャールズ・チャップリンも神戸を訪れた時に新開地商店街を歩きました。
商店街沿いは神戸・新開地喜楽館(演芸場)や神戸アートひろば、映画館など文化芸能とふれあえる施設と100を超える飲食店が集まる食のまちです。
新開地のシンボルゲート・ビッグマン前でぜひ記念写真を!

<神戸の台所・湊川市場と湊川公園>
喜楽館から徒歩5分で湊川公園にたどりつきます。
この公園は、氾濫を繰り返した旧湊川を河川トンネル(湊川隧道=近代化産業遺産)で付け替え、その跡地に1901年に開園した歴史ある公園です。
近年再整備され家族連れでにぎわっています。
大楠公像や神戸タワー跡の顕彰碑もあります。

そして、公園の北側にひろがる湊川新鮮市場は約500店舗がぎっしり立ち並ぶ『神戸の台所』と呼ばれる西日本最大級の商店街。
衣食住すべてがそろい飲食店も仕入れに足を運びます。
安くて新鮮、圧倒的な品揃えで楽しくて思わず買物をしてしまいます。
人情味あふれる商いにぜひふれ、美味しいおかずを買って帰ってください。

<楠公さんゆかりの湊川神社>
神社まで喜楽館から徒歩15分ほどで到着します。
新開地駅からは地下通路でつながっています。この通路はリニューアルされて明るく楽しい遊歩道になっています。
途中には名物の卓球場もあります。

江戸時代、碑石もなく荒れていた大楠公の墓所に徳川光圀公が墓碑を創建、その場所に明治に入って伊藤博文公が用地を取得し、明治5年に創建されました。
神戸大空襲で全焼した社殿を再建する際に著名な日本画家の作品163点が奉納され、神社の拝殿の壁と天井に飾られています。
境内にある大きなオリーブの木は、殖産興業をめざす明治政府のもと、神戸で栽培されたうちの貴重な一本です。
https://www.minatogawajinja.or.jp/

<兵庫津周辺の日本最古のビリケン像や高田屋嘉平ゆかりの地>
兵庫津周辺には多彩な歴史遺構が点在し、一つひとつに物語が秘められています。
800年以上前の古代の港湾遺構や日本最大の運河跡、貧しい漁師の家に生まれ海運会社で成した利益を社会に還元し他国との和平交渉にも貢献した豪商・高田屋嘉平ゆかりの地、第二次世界大戦時に解体され1991年に再建された兵庫大仏、日本最古のビリケン像2体など、ぜひ訪れてください。
兵庫県立兵庫津ミュージアムもあわせてご利用ください。

https://hyogo-no-tsu.jp/

<有馬温泉>
新開地駅から有馬温泉駅まで神戸電鉄有馬線で乗り換えなしの40分少々。
落語をきいて温泉に入ってという、とてもリラックスできる贅沢なツアーを楽しめます。
しかも、喜楽館と神戸電鉄の切符(往復)がセットになった「笑い放題切符」なら2600円がご利用いただけますいただけます。

https://www.hanshin.co.jp/ticket/otoku/detail/000086.html

喜楽館への行き方

電車 私鉄各線(神戸高速・阪神・阪急・山陽・神戸電鉄)『新開地駅』東改札口3番出口より徒歩2分です。 改札を出たら案内サインに沿って進み階段を上がると新開地商店街にでます。 JR『神戸駅』からは地下通路を使って徒歩13分です。 神戸市営地下鉄『湊川公園駅』より徒歩5分、神戸電鉄『湊川駅』より徒歩5分です。 神戸市営バス『新開地東口』バス停からは徒歩3分です。 詳しくはこちらから https://kobe-kirakukan.jp/ バス・車 専用駐車場はありません。近隣のパーキングをご利用ください。 https://kobe-kirakukan.jp/access/#parkingMap

喜楽館の楽しみ方、おわかりいただけましたか? 落語は古典芸能で昔のことを知っていないと内容がわからないのでは?と思っておられる方もおられますが、まったく必要ありません。 「こんちは~」「誰かと思たら、おまはんかいな。まあこっちお上がり」とひとたび話が始まれば、あとは身を任せておけばよいのです。 理屈無しで私たちを笑いの世界につれていってくれます。 喜楽館の昼席には7人の落語家が出演し、それぞれがお客さんを喜ばそうと異なる演目(ネタ)を聞けるのが寄席(よせ)のおもしろさ。 その中でおもしろかった落語家が見つかったら、次はぜひその人が出演する夜席に足を運んでみてください。

神戸・新開地喜楽館

所在地
神戸市兵庫区新開地2丁目4-13
アクセス
私鉄各線(神戸高速・阪神・阪急・山陽・神戸電鉄)『新開地駅』東改札口3番出口より徒歩2分です。 改札を出たら案内サインに沿って進み階段を上がると新開地商店街にでます。 JR『神戸駅』からは地下通路を使って徒歩13分です。 神戸市営地下鉄『湊川公園駅』より徒歩5分、神戸電鉄『湊川駅』より徒歩5分です。 神戸市営バス『新開地東口』バス停からは徒歩3分です。
営業時間
公演により異なります
定休日
公演により異なります
電話番号
078-335-7088
URL
https://kobe-kirakukan.jp/

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