全国から選りすぐった日本酒のラインナップが自慢の居酒屋。時季ごとに替わる各地の個性的な銘柄や、他にない珍しい地酒も楽しめるのは、新開地では貴重な存在。杯が進む一品料理の幅広さも魅力の一軒です。
地元の銘醸から希少銘柄まで、厳選された全国の地酒は常時約20種。グラス(半合)500円(税込)~から気軽に楽しめます。灘の酒蔵の中でも人気の「仙介」特別純米650円(税込)や「名刀正宗 若天」特別純米600円(税込)をはじめ、炭酸割専用の鳥取「東郷」ハイボール550円(税込)など、レアな日本酒もお手ごろ価格で飲めるのがうれしいかぎり。夏から秋にかけてはひやおろしや秋あがりなどの新酒も登場。蔵元の個性だけでなく、時季ごとの飲み頃の銘柄が味わえるのも、この店ならでは。食前から食後まで取合せを楽しめる幅広い品揃えが自慢です。
店主の井原さんも「覚えきれないくらいある」という料理の品書きは、定番に加えて、季節替わりや週替わり、月替りなど100種近くの多彩さ。もちろん、日本酒に合う佳肴ぞろいです。中でも、創業以来の人気の一品が地鶏の山椒焼き850円(税込)。ピリッと効いた山椒の辛味が酒を呼んで止まりません。また、揚げなすと豚しゃぶのサラダは、さっぱりとヘルシーな味わいで女性にも好評。まろやかななすと豚肉の旨味が、繊細なお酒の風味と相性抜群です。他にも明石昼網の新鮮な魚介の造り、焼物や煮つけを中心に、酒盗ポテトサラダ450円(税込)、牛すじ塩煮480円(税込)といった乙なアテも盛りだくさんで、どんどん杯が進みます。
月~木曜の21:00まではタイムサービスとして、日替りのおばんざい8品と日本酒1合のセットを1980円(税込)の破格で提供。彩り豊かな酒肴の盛り合わせは、左党なら見逃せません。また、利き酒セット3種(約1合)1000円(税込)もあり、気になる銘柄から好みの味を探すのも楽しみの一つです。
店主・井原さんは名古屋で15年、飲食店の仕事に携わり、地元神戸で独立。新開地本通の南端、BIG MANの側に2014年にオープンしました。「自分で気に入ったものを、分りやすく提案するのがモットー」と、日本酒は味のある手書きの品書きで、時々のおすすめを提案します。料理は時季の食材でリクエストにも対応。井原さんの乗せ上手も手伝って、気持ちよく杯が進むこと請け合い。カウンターのみの店内は、お一人様も気兼ねない肩肘張らない雰囲気。日本酒好きを誘って、あれこれ飲み比べるのも楽しい一軒です。
スタッフはマスク着用。店の入口には手指の消毒液を設置し、入店時に任意で体温の計測を勧めています。また、席の間隔を空けて、お客どうしの距離感にも配慮。定期的な換気も実施しています。予約制でメニューの盛り合わせのテイクアウトが可能。
【DATA】
クレジットカード・電子マネー:不可
現金のみ
総席数:12席
喫煙可