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新開地のお店・スポット

茶房 歌舞伎

[喫茶店]

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画家の中西勝さんがデザインを手がけたマッチ箱
  • 画家の中西勝さんがデザインを手がけたマッチ箱
  • カウンターに座ってマスターと会話するのも楽しい。
  • 美味しそうなメニュー見本が並ぶショーケース

かつて多くの芸術家が集ったハイカラ・新開地を伝える名喫茶

かつて"女神像のある喫茶店"で通っていた『歌舞伎』。
震災後、店は姿を変えてしまったが、当時の姿を知る人にとっては記憶に残る一軒だろう。
「祖父は"喫茶店としてやりたい"と頑として譲らなかったから、ランチやモーニングを置いたのは新開地で一番遅かったですね」とは、現在3代目のマスター。

「役者や歌手、芸人もよく来てね。松竹座に出前行く時は、裏口の大理石の階段が下に傾いてて歩くの恐かったわ」とは先代の奥様。お客も映画・観劇帰りがほとんどだったそうだ。

創業者は昭和2年に喫茶店を始めたが戦前に売却。昭和24年、新たにここを開店した。
「祖父は『エデン』の先代、芸術家が集った『リリック』の主とも仲良かったらしいから、新開地の名うてのハイカラ人士だったでしょうね」とマスター。クラッシックが流れる2階建てのフロアには、壁のレリーフや手彫りの装飾を施した椅子。

芸術家の支援にも熱心で、店に集う彼らに制作を頼むこともあった。
中でも画家・中西勝さんは、銭湯で使う桶を貸したりしていた間柄で、マッチの意匠も手がけている。
「ハイソな祖父は憧れで、もう一度、新開地で祖父が始めた頃のような店にするのが夢」と言うマスター。
今も、夜の音楽はクラッシックを流しているという。

街は変わっても、憩いの場であり続ける喫茶店。
そこで過ごした人たちの思い出と店主の心意気は、
何気ない日常の中で静かに、でも確実に受け継がれている。


(「アレッ!新開地」vol.29 甘苦探訪より)
  • 歌舞伎4

    たっぷり食べたいときに嬉しい定食メニューが充実。

  • 歌舞伎5

    カップはお客の雰囲気に合わせて選んでくれる

  • 歌舞伎6

    震災前までは"女神像"が設置されていた

【所在地】神戸市兵庫区新開地2-4-17
【電話番号】078-575-5968
【営業時間】 9:30~23:00
【定休日】 不定休
かつて"女神像のある喫茶店"で通っていた『歌舞伎』

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