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歓楽街の歴史と共に半世紀愛される、佳肴揃いの立ち飲みの老舗

世界長 新開地直売所

田中慶一

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歓楽街の歴史と共に半世紀愛される、佳肴揃いの立ち飲みの老舗

新開地本通商店街から少し外れた路地に暖簾を掲げる立呑み店。品書きには立ち飲みの域を超える佳肴と、吟味された日本酒が充実。その値打ちぶりに、カウンターには、今や若い女性の姿も珍しくない。

立呑み店ながら名物はマグロ。時にはトロがあることも

カウンターのショーケースに並ぶ惣菜のほかにも、上質の酒の肴が充実。中でも、この店を訪れたらまず注文したいのは、マグロ赤身すき刺300円(税込)。長年の付き合いのある中央市場のマグロ専門店から仕入れる一品は、立ち飲みの粋を超えた破格の味です。さらに山かけ400円(税込)や串カツ120円(税込)、マグロキムチユッケ420円(税込)などのアレンジも楽しめます。また不定期でマグロのトロ身が入荷することもあり、もし出合えたら迷わず注文をおすすめします。

お酒が進む!オツな酒肴が目白押し

カウンターで湯気を立てるおでんや串揚げなど、定番メニューも日替りで幅広く用意。たっぷりのネギを忍ばせた厚揚焼250円(税込)や、コラーゲンたっぷりのプリプリの豚足炙り320円(税込)といった一品に、お酒が進むこと請け合いです。他にも、ブリカマの塩焼きや国産牛スジ味噌煮込み250円(税込)など、立ち呑みの域を軽く超える値打ちの一品が、この店の醍醐味。新メニューとして、10月から、ハイボールとスジコン煮込みのセット600円(税込)が期間限定で登場。

厳選された日本酒を幅広くラインナップ

日本酒の品揃えは、常時10種以上。店名と同じ「世界長」320円(税込)のほか、明石の「来楽」、姫路の「龍力 米のささやき」各800円(税込)、「雪彦山」原酒700円(税込)といった地元の蔵元、高知の「亀泉」「久礼」など、各地の銘酒がそろいます。ロックで楽しむ「沢の鶴」純米原酒1合450円(税込)のような個性派も。飲み比べ2杯1000~1200円(税込)もあるので、好みの一杯を探すのも楽しい。

創業から50年以上、歴史を刻んできた馬蹄形のカウンター

清酒「世界長」の宣伝酒場として1965年に創業。連日にぎわうこの店のシンボルともいえるのが、震災をも耐えて半世紀以上、お客を迎えてきた馬蹄形のカウンターです。当時でも珍しい形で、全長は約10m。かつて浜手の川崎重工の工員が行き来した頃は、次々に来るお客さんが1人でも多く入れるよう、体を半身にして立つ「ダーク(・ダックス)」スタイルがよく見られたとか。「毎日お客さんと話してるのが健康の秘訣かな?」と柔らかな笑顔を見せる、店主の岸田耕治さん夫妻の人柄も手伝って、近ごろは、若いサラリーマンやOL、女性の一人客の姿も珍しくない。老いも若きも受け入れる、老舗ならではの懐の深さが心地よい一軒です。

カウンターのソーシャルディスタンスにも配慮

飛沫拡散を防ぐため、カウンターは一部にビニールシートを設置。また、テーブル上には、お客同士の距離感を示すため、1〜2mごとに目印を付けて密を避ける工夫も。手指の消毒スプレーの設置、スタッフのマスク着用などの対策も実施しています。

【DATA】
クレジットカード・電子マネー:不可
現金のみ
総席数スタンディング:10人程度
喫煙可

世界長 新開地直売所

所在地
神戸市兵庫区新開地3-3-11
アクセス
新開地駅6番出口から徒歩2分
営業時間
15:00~19:00、土曜・祝日14:00~20:00
定休日
日曜
電話番号
078-578-8030
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