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老舗ひしめく界隈で4代にわたり受け継がれる、100年以上の歴史を重ねた名代の焼鳥

八栄亭上店

田中慶一

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老舗ひしめく界隈で4代にわたり受け継がれる、100年以上の歴史を重ねた名代の焼鳥

100年以上の歴史を持つ、新開地を代表する焼鳥の老舗。開店と共にもうもうと上がる煙に誘われて、店内は宵の口からお客の活気で賑わいます。古き良き時代から現在に至るまで、新開地の食の醍醐味を支えてきた銘店です。

秘伝のタレで味わう名代の焼鳥

厳選された鶏肉を使う焼鳥は2本300円(税込)から。歯ごたえの良い「み」、じゅわっと脂が染み出る「かわ」、ホクホクした味わいの「たまひも」といった人気部位のほか、「きも」「ずり」「しんぞう」の6種。定番の焼鳥以外にも、旨味濃厚な鴨ネギ450円(税込)や、骨付もも850円(税込)や骨付手羽700円(税込)といったメニューがそろいます。 味の決め手は、日々継ぎ足し続ける秘伝のタレ。壷の中には、焼いた肉の脂の旨味が溶け込み、香ばしい焼鳥とコクのあるまろやかな風味の取合せは、歴史を重ねた老舗ならではの味わいです。

アテに、〆に、見逃せない名物サイドメニュー

主役の串ものだけでなく、見逃せない一品はサイドメニューにも。ピリッと効いた爽やかな辛味が肉の旨味を引き立てる、わさび和え630円(税込)はお酒のお供にもぴったり。シャキシャキのきゅうりが入って、さっぱりした後味に。また、人気の「み」や「かわ」をご飯にのせた、焼きとり丼630円(税込)も〆の一品として評判。たっぷり散らした刻み海苔の香ばしい風味も食欲をそそります。さらに、生卵をトッピングして“親子丼”にするのもおすすめです。

老舗の味を支える赤銅の焼き台

店内はカウンターのみ。お一人様でも気軽に立ち寄れる、肩肘張らない雰囲気も魅力です。お客の目の前に鎮座する赤銅の焼き台は、焼き手から向かって右から左へ傾斜した特注品。最も低い左端下にタレ壷があり、火力の強い右側から順に並べていきます。タレをくぐらせた焼鳥は、銅板の上で余分なタレを落とすと、脂とともにタレ壷に戻る仕組み。右端には錫のチロリでお酒の燗付けもでき、連日大入りのお客の注文を捌く一台二役の働きぶりで、老舗の屋台骨を支える働き者です。

創業100年を超える、“元祖・やき鳥”の名店

創業は大正元年(1912年)。“元祖・やき鳥”の看板を掲げ、2012年に100周年を迎えた新開地でも随一の老舗です。店内に掲げられた歴代店主の写真の横には、伝説的な漫才師、花菱アチャコ師匠と往年の喜劇女優・浪花チエコさんの写真も。数々の著名人にも愛されたこの店には、かつての娯楽の街の記憶が垣間見えます。代々、女性が切り盛りしてきたこの店で、現在店に立つ看板娘の伊藤直子さんは数えて4代目。節目の年を越えても変わらぬ味を伝え続けています。

ソーシャルディスタンスと店内換気に配慮

感染防止対策のため、手指の消毒スプレーを設置。お客どうしの密を避けるため、カウンターは席の間隔をあけて配置しています。また、入口の扉は開放し、店内の換気を心がけています。

【DATA】
クレジットカード・電子マネー:不可
現金のみ
総席数:10席
喫煙可

八栄亭上店

所在地
神戸市兵庫区新開地2-6-15
アクセス
新開地駅2番出口から徒歩3分
営業時間
17:00~21:00
定休日
日・月曜
電話番号
078-576-2474
URL

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