
掘りごたつでゆったり愉しむ、魚料理が自慢のお値打ち居酒屋
商店街から少し脇に入った路地に赤提灯がほんのり灯る。石畳の敷かれた立派な入口から中に入ると、ネクタイを締めた会社員らしきグループや、小さな子どもがいる家族連れの姿も。
もとは30年前、祖父が営んでいた靴屋のあとに構えたカウンターのみの小さな炉端焼の店だった。常連客の要望に応えて少しずつメニューを増やし、住居部分まで座敷席になるほど大きな店になっていた。しかし、1995年の震災で店は半壊。その後プレハブのまま十数年間店を続け、2007年10月にリニューアルして現在の店舗に。
「メニューも値段も今までと変えてませんよ」とマスターの岡坂浩志さん。エビが跳びはねるほどイキのいい刺身の盛り合わせや、注文が入ってからさばくという徳島産の鰻は絶品。季節の素材に合わせた料理がもりだくさんで、魚料理のほか、海鮮焼きそばや、 だし巻きなども人気。座席は、若干のカウンター席と掘りごたつ式の座敷席でゆったり。人気の鍋料理や、特注のせいろを使った『せいろ蒸し』に対応できるよう、 テーブルにはコンロがついている。大人数の宴会にも、家族の食事にも、デートにも、おひとりさまにも。旬の魚が食べたいときは、ここに来れば間違いない。
※『せいろ蒸し』は要予約メニューです。詳しくはお問い合わせください。