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喫茶 ニッポン

[喫茶店]

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喫茶 ニッポン
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切っても切れない娯楽場と喫茶店の関係

うっかり見落としそうな細い路地に、カラフルな菱形の看板がひときわ目を引く「喫茶ニッポン」。
昭和27年の開店時は、両側をパチンコ店に挟まれて営業。
昭和40年頃、都市計画で現在の場所に移転後も、パチンコに通う男性の1人客が常連のほとんどを占める。
「不景気の時は残業もなかったから、小遣いを稼ぐためにパチンコ屋が繁盛してました」と2代目の藤村利夫さん。
パチンコ店が朝6時に開いていた時期もあり、出玉が多いと会社を休む人もいたそうだ。

「まだ珈琲にこだわる人などほとんどいなかったから、
煮詰まった珈琲を出してもよしとされていた。
それよりも早く出すことが優先でしたね」。
大量にいれて保温できるアーンの珈琲も、一気にお客が入っては瞬く間になくなったとか。
そこでは珈琲の味よりも、娯楽の合間の休憩や顔見知りと談笑できることが喫茶店の役割だった。

大らかな空気が漂う『大衆喫茶』の時代


戦後、新開地では『ミルクコーヒー』の元祖として知られる「ホワイト」や、
ベニヤ板で作られた店舗から名付けられた「ベニヤ」など『大衆喫茶』チェーンがあちこちに見られた。
当初この店も「ニッポン」チェーンに所属していたという藤村さん。
当時の喫茶店の数たるや「食堂より喫茶店の方が多かった」というくらいで、
珈琲会社からの依頼で開店準備から店番まで請負うフリーの“開店バーテンダー”も引く手数多だった。

店に珈琲を卸している“神戸最古のロースター”(大正13年創業)「エキストラ珈琲」の濱田恵司さんによれば、
特に修行もいらず退職金と同額くらいで出店できたので、60年代から喫茶店が爆発的に増えたとか。
大衆喫茶には新聞や碁・将棋盤なども置く店まであり、
何気なく人が集まる社交場として街に欠かせない存在だった。
この店には、そんな大らかな時代の空気が変わらず流れている。
  • 喫茶 ニッポン4

    新開地の路地の景色を楽しみながら珈琲時間を愉しむのもいい。

  • 喫茶 ニッポン

    テーブルごとに取りつけられているペンダントランプは懐かしいスタイル。

  • 喫茶 ニッポン6

    扉のロゴは大衆喫茶ニッポンチェーンから独立したこの店のオリジナル。

【所在地】神戸市兵庫区新開地3-4-2
【電話番号】078-575-1527
【営業時間】 7:00~18:00
【定休日】 木曜日
喫茶 ニッポン

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